はっきり言います。私は、生まれてから現在まで、いろんな方々に助けてもらって生きています。恥ずかしいお話ですが、私は一人では生きていけません。小さい頃からスポーツを通じて、いろんな方々と出会いました。時には怪我や挫折も数えきれないぐらい経験しました。落ち込むたびに、仲間や友達に励ましてもらっていたのを今でも思い出します。仲間といると、気が落ち着く。友達といると楽しい。悩みを打ち明けると何かスッキリする。気が付くと、一人では何も解決したことがない。ただの弱い人間でした。このまま一生、社会人になっても誰かに助けてもらって生きていくのか？そんな事を考え出したのは、大学の4年生(22歳)の頃でした。社会人になり、スポーツと同様一生懸命頑張ろう。怒られないようにしよう。いろんな事を考え、決意し、臨みましたが、生まれてスポーツしかして来なかった不器用な自分は、何をやっても二流以下。同じ失敗を繰り返し、迷惑をかける毎日。そしてまたしても、同僚や先輩上司に助けてもらう毎日が続いておりました。助けられてばっかりで、人から頼られるようになることはこの先あるのだろうか。

そんなある日、同僚の引っ越しを手伝うことになりました。重たい物を運び、同僚のご両親からお礼の一言。初めて他人の方から『ありがとう。助かりました。』という言葉を聞きました。その時の胸のドキドキは忘れもしません。ビジネスはできなくても、人を助ける事はできる。『人』という文字は、一点と一点が支えあって出来ています。いろんな方の支えになりたい。どんな悩みも解決していきたい。そう思うようになりました。中には、コミュニケーションが苦手な方、人見知りの方も多くいらっしゃいます。なかなか悩みが打ち明けられず、一人で溜め込んでいる方。時間が解決してくれる！と思いとどまっている方。人よりも努力しているのに、全然追いつかない！と思っている方。何をやっても裏目に出てしまい、消極的になっている方。なかなか自分の意見が言えない方。いろんな方々がいらっしゃいます。現在はAIの時代と言われています。職場での会話が減っている企業もございます。スマホやゲームの時間が増え、コミュニケーションの時間が減っている家族もございます。この先、ますますAIが発達していきます。しかし、人の手が一切いらなくなる時代は永遠に来ないと私は思っています。
人には心があり、感情があります。人の手でしか出来ない事。人と人でしか分かり合えない事はあります。これからの時代も、幾度となくいろんな苦悩苦難が誰にもあるかとは思います。
そんな時に我々が、一人でも多くの人の悩みを取り除き、一人でも多くの人の支えになれたらと思っております。